2006年02月26日

なつこ

なつこが亡くなり、葬儀も済ませ、仮にだが、小さい祭壇も作った。
思いの他、周りの方々から戴いた反響が大きく、なつこが、誰からも
愛される子であると言う、嫁の言葉を改めて思い出す。

葬儀は、なつこのお骨が残せる個別葬。今回は、色々考えた結果、

『ペットPAPA』さん
(以下、パパさん)にお願いした。
電炉を積んだ、アルミバンで、自宅の近くまで来ていただいて、
その場で火葬、そして、1時間あまりでお骨取り、そのまま引き取れると
言う、昔の合同火葬しか頭に無かったわたくしは、びっくりした。
しかも、出張で火葬料は18,000円。専用の骨壷を、きれいな布で
包んで、かわいらしい写真立てもセットで戴いた。


見た目は普通のアルミバン。この中で、なつこをお骨にしてもらう


なつこは、厚手のタオルに包まれて、小さなダンボールで寝ている。
家の近所は、道が狭い閑静な住宅地。電炉から発生する音と熱、
路上で行うため、交通の妨げにならない所が必要なので、
車を出して、少し離れた片側三車線の幹線道路へ移動した。
電炉が熾され、いよいよなつこを焼く時が来た。
パパさんは、『納得がいくまでお別れをして下さい』と仰ったが、
どの道、焼くのだ。安らかな寝顔とは言え、いつまでもその骸を晒すのは
しのびない。箱からなつこを取り出し、タオルを優しく開いて・・・
体は、既に硬くなっていたが、なつこのやわらかい毛が、優しい感触を
与える。なつこの『色』への名残に、なつこが大好きだった頬擦りをして、
炉にくべる白い布の上に寝かせ、大好きだった、みそちゃん用ドライフードを
口の脇に盛る。

そして、約1時間・・・

大きないくつかの骨と、胸の辺りに細かい骨が集まった、なつこだった、
遺骨と対面する。驚くほど白い遺骨を、後ろ足の方から、小さな骨壷へ
移していく。そして、以外にあっけなく、葬儀は終了した。
パパさんは、ペットロスに関するカウンセリングもサービスで行って
下さるらしく、その解説と、思いやりに溢れたお言葉を戴き、なつこの
遺骨を持ってうちに帰り、即席に作った祭壇に壷と写真を安置した。

saidan_r.jpg
なつこを祀る祭壇。


その晩、みそちゃんは少し騒がしく、一人で興奮気味に暴れていた。
もしかすると、なつこが降りてきて、恒例の運動会をしているのだろうか?
何となく、そんな気がした。

missochan_avec_natuko.jpg
なつこの祭壇をずっと見つめるみそちゃん


朝に夕べに、わたくしはなつこに語りかけるだろう。
『おはよう、みそちゃん。おはよう、なつこ』
毎日、それは繰り返されるだろう。
かたちは終わっても、心は永久に残ると思う。
わたくしは、一度も『さよなら』を言わなかった。
そして、涙は流しても、悲しくは無かった。
むしろ、なつこの安らかな寝顔と、生みの母、親兄弟に会える事を、
祝福してあげたい気持ちだ。

これで、なつこの話は一先ず終わる。
最後に、今まで応援してくださった、全ての皆様に、ありがとう。

ニックネーム みそちゃんとなつこ1号の父 at 19:58| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フェリスの検索でこちらにお邪魔して
います。
なつこちゃんの御冥福をお祈り申し
上げます。
Posted by たけ at 2006年04月01日 21:00
なつこちゃん可愛いですね。うちの母の所に居るクロという猫が昨日なつこちゃんと同じ病気である事がわかりました。保護した時はまだ2ヶ月位の子猫で死に掛けていました。幸い風邪だったので薬で治り、嘘のように元気になりました。それから、たった6ヶ月でもって2年と命の期限をきられてしまいました。ワクチンもし、外には出さないようにしていましたので、母子感染だろうと。まだ、母には本当の事は、伝えてません。とりあえず、抗がん剤治療をしていこうとだけ伝えてます。でも、辛いまま生かせていいのだろうか?と考えます。辛そうにぐったりしている、クロを見てると、私達の自己満足ではないのだろうか?と。
とても辛く、悲しいです。
Posted by 野見山 晶子 at 2006年04月27日 18:47
はじめまして、高橋と申します。
僕は犬猫救済の輪という動物愛護団体でボランティアさせていただいている者です。
飼われていたであろう子猫が捨てられて、保護した子猫(ポパイくん)が白血病ウィルスに感染していたことがわかり、調べていましたらこちらにたどり着きました。
日記を読ませて頂きました。
読んでいて涙が止まりません。
なつこちゃんの御冥福をお祈り申し上げます。
Posted by 高橋 at 2009年10月07日 23:27
たけ様
野見山様
高橋様

すみません。なつこがなくなって以来
辛くてブログを見ることが出来なかったため
コメントに気付きませんでした。
大変暖かいお言葉を頂き、ありがとうございます。
白血病は終わりのない病気ですが、
あきらめずに戦う事が私たち育ての親に
出来るたった一つの対抗策です。
最後まであきらめずに、共に戦いましょう!
Posted by みそちゃんの父 at 2010年09月29日 15:55
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