2005年07月24日

ウィルス検査、陽性

 鼻をずぴずぴ言わせていたのは、猫三大疾患の1つ、猫ウィルス性鼻気管炎だと思っていた。薬で治して、ワクチンを接種すれば、健康なねこになると信じて疑わず、私はねこの病院フェリスへと車を走らせた。

 朝8時半、千葉の九十九里から2時間半、埼玉の病院に到着した。開院を待つ他の親達(私は飼い主と言う言葉は使わない。語弊があろうとも、ねこ達を育てると言う事は、自分の子供として育てると言う責任を明確にするためだからだ)と談笑していた。この後に、悲痛な宣告が有る事など微塵も心に無かった。


felis.JPG
ねこの病院フェリス
埼玉県さいたま市南区根岸1−3−16
電話:048−836−6363
診察時間:午前9時半〜正午、午後3時〜7時
休診:木曜日、祝日、月曜午前、日曜午後


 午前9時半、一番乗りの私は、なつこと一緒に診察室へ入った。医師の問診を受け、まずは採血し、ウィルス検査と触診、聴診を受ける事になった。先ず驚いた。聴診で、心音に不整脈と思われる乱れがあると言われたのだ。緊張のためかどうかわからないが、念のため、心電図を取る事を勧められた。私はそれに同意した。
 その間に採血後のウィルス検査結果が出た。その結果に、私は呆然となった。3つの∴、正常なら上の点のみが現れ、エイズウィルス陽性の場合は下段左、白血病ウィルスの場合は下段右に反応が出る。



 下段右に青い点が見えた・・・



 白血病だ。



 別段一緒に暮らした訳でもない。愛息みそちゃんに比べれば、接点もほとんど無い。だが、彼がそう診断された時に陥るであろう感覚が私を襲った。嘘だと思った。間違いであって欲しいと思った。
 だが、検査に間違いは無い。その後、心電図の波長に不整脈と過負荷の動きが見られた。狭心症、心不全の初期症状らしい。人間のそれと同じく、心臓に過負荷が掛かると、心臓の筋肉が内外に肥大し、心臓そのものは大きくなり、血液を送り出す心室は筋肉に侵食され、容量を減少させる。その後のレントゲン検査で、心臓の肥大が始まっている事が確認された。また、血尿の気が見られたので、採尿を試みたが、尿道が開かなかったので、それは叶わなかった。しかしながら、膣と膀胱の出口までの間に、白血球が多く確認された。何らかのウィルス感染を引き起こしている可能性があるという。悪ければ、敗血症で死亡する恐れもあると言われた。
 実は、なつこは一回妊娠して流産したらしい。その母親も度々流産を繰り返していた。この5匹を産む前にも、1匹早死にした子供を産んだ。これらは白血病ウィルスに起因する可能性が高いという。鼻炎やせき、目やにもそこから来る感染症の可能性があるという。また、のみが多いのも、免疫力の低下から来るものだと言う。ちなみに、みそちゃんは外ねこだが、のみはいない。

 対策を聞いた。正直、白血病は初期の段階で無いと、インターフェロンによる陰性化は望めず、なつこの場合は遺伝による先天性のものであると推測されるため、その気を逃したであろうと言う。白血病が発症すれば、95%以上の確率で死に至ると言う。だが、免疫力をつけてウィルスの力を弱め、抗生物質で他の感染症を抑え込めば、生きる望みは繋がると言う。明日かもしれない、来年かもしれない、10年後かもしれない。私は決めた、その日を一日でも遅らせるために、出来る事全てをしようと。毎日の投薬、約1月に1回のインターフェロン接種、アガリクス製剤による免疫力の向上。今出来る事を全てやろうと思った。
 なつこは何も解らない、私の勝手なエゴだ。だが、生かしたい、生きて欲しい。辛いかもしれないが、頑張って欲しい。

 なつこ、今日からお前は私の娘だ。さぁ、うちへ帰ろう。

 少し、涙が出た。


本日の経費

診察料:1,700円
ウィルス検査:7,970円
尿検査:500円
レントゲン:3,900円
心電図:1,500円
泌尿器科処置(恐らく顕微鏡検査):600円
ノミ予防薬(フロントライン):1,300円
ワクチン2種(予防・混合ではない):3,300円
インターフェロン:5,500円
消炎剤、抗生物質(1週間分):1,680円
アガリクス製剤:700円

合計:28,650円


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ニックネーム みそちゃんとなつこ1号の父 at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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